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【LINEモバイル】何が変わる!? ソフトバンクとの提携についてのまとめ

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ソフトバンクと業務提携

Contents

LINEモバイルがソフトバンクの子会社に!

LINEモバイルは、ソフトバンクと資本提携を伴う戦略的提携を行うことを2018年1月31日に発表しました。LINEモバイル側が第三者割当増資を行い、ソフトバンク側が引き受けます。

ソフトバンク提携_基本合意図

LINEモバイルはLINE株式会社の100%子会社でしたが、今回の提携によりソフトバンクがLINEモバイルの株式を51%取得。今後はソフトバンクの子会社となります

提携は3月中に完了する予定で、社長は引き続き嘉戸彩乃社長が続投するとのこと。

関連記事LINEモバイルとは?一体どんな会社?

LINEモバイルはなぜソフトバンクと提携するのか?

LINEモバイルの成長は順調だった

LINEモバイル

LINEモバイルは2016年9月にサービスを開始した格安SIM(MVNO)です。「LINE」や「Instagram」といったSNSがギガ消費なしで使える「カウントフリー」や、LINEポイントとの連携など充実したサービスを展開。2017年に放映された女優・のんさんが出演するCMも話題となりました。

その結果、ユーザー満足度は93%、平均月間解約率は0.92%と高い評価を獲得するに至っています。

ユーザー満足度_LINE調査

LINEモバイルが総合満足度部門とコストパフォーマンス部門の2部門で最優秀賞を受賞してるんですね。さらに通信速度部門、ブランドイメージ部門、利用サポート部門の3部門で優秀賞を受賞したのです。
関連記事:LINEモバイルのユーザー満足度は?何が評価されている?

つまりLINEモバイルの経営が傾いていたからではなく、双方にメリットがあるから提携するようです。

LINEモバイル側のメリット

LINEモバイルロゴ

LINEモバイルは、NTTドコモより回線を譲り受けて通信事業を展開する、いわゆるドコモ系のMVNOです。ドコモが事業を買収するならいざ知らず、ソフトバンクが傘下に収めるメリットはどこにあるのでしょうか。

LINEモバイルがソフトバンクと提携するメリットに関して、親会社のLINE株式会社は、2017年12月期決算説明会において以下のようにコメントしています。

今回の提携は、LINEおよびソフトバンクがそれぞれの強みを持ち寄り、LINEモバイルをさらに拡大・成長させることが目的となります。今回の提携を通じたLINEモバイルユーザー層拡大により、LINEが提供する各サービスや事業の拡大、ひいてはLINEを入口として人や情報サービス、企業・ブランドと、シームレスにつながるスマートポータルの戦略の推進につなげてまいります。出典:ログミー

回りくどうい言い方ではありますが、つまるところユーザーの流れを

ソフトバンク→LINEモバイル→LINE

という形で繋げていきたい意図があるようです。

ソフトバンクは3900万人の累計契約者数を抱えていることから、LINEモバイルへの誘導できれば動線としてはかなり強力であるといえます。

ソフトバンク側のメリット

softbank

一方、筆頭株主となるソフトバンク側にはどんな買収メリットがあるのでしょうか。

ソフトバンクが発表した今回の提携についてのプレスリリースでは、

戦略的提携によりLINEモバイルは、ソフトバンクとのパートナーシップを生かして総合通信事業者の知見を活用した事業運営を実現し、さらなる成長を目指します
出典:LINEモバイルとソフトバンク、戦略的提携に向け基本合意

とだけ説明されています。その強みについて具体的には語られていないものの、ソフトバンクの宮内謙社長は

(我々は)Android Oneのように性能が良くて安い端末を提供できますし、マーケティング的にも一緒にやっていけるのではないか
出典:engadget japan

と語っていることから、マーケティングにおいてLINEモバイルとの連携を図って行くことを示唆しています。ソフトバンクとしてはLINEモバイルの持つLINEとの高い連携性に目をつけていると考えられます。

スマートフォンのメッセージングアプリとしては国内ではLINEが圧倒的な存在感を示しており、LINEはニュースやゲームなど提供サービスを広げてユーザーの囲い込みを図っている。3社(※ドコモ、au、ソフトバンク)はMMSに基づく新たなメッセージングサービスを投入することで顧客との接点を増やし、自社の有料サービスの利用増につなげる。
出典:xTECH

※ライモバナビ!による注釈

LINEモバイルのメインユーザーである若年層や、アプリやゲームへの接触率が高い層に対して、有料サービスへの訴求がしやすいと判断した可能性もあります。

識者たちの見解

ケータイ評論家の石川温氏は今回の提携を明るいニュースと見ています。

ソフトバンクと組んだのは良かったのではないか。将来的には、ワイモバイルショップあたりで、本格的にソフトバンクのSIMカード版LINEモバイルの取り扱いが始まったら、面白いことになりそうだ。全国を網羅していることもあり、「LINEを使いたいけど、料金が上がるのは困る。ならば、最寄りのワイモバイルショップでLINEモバイルを契約する」という初心者層を一気に取り込めることだろう。
出典:ITmedia

一方、ホリエモンこと堀江貴文氏と、2chの創業者であるひろゆき氏は少し違った意見のようです。

ホリエモン

ひろゆき LINE的には思っていたより儲からないし、将来性もあまり見えないから、LINEモバイル社をソフトバンクに売ったって感じなんすかね?

ホリエモン かもね。あと、LINEのメッセンジャーアプリとしての立場ってすごく中途半端だと思うんだよ。日本やタイ、台湾なんかではかなり普及しているけど、その他の国ではシェアは限られているじゃん
出典:ホリエモンドットコム

ちなみにひろゆき氏は以前にもLINEモバイルについて

薄利多売なのに高額の投資が必要な携帯電話のビジネスを本気でやるのかなあと。それよりもゲーム事業のほうに力を入れそうな気がします
出典:週プレニュース

と、今回の提携を予言するかのようなコメントを残しています。

今回の提携についてユーザーはどう感じている?

ユーザーの声

今回のLINEモバイルとソフトバンクの提携、端的にいえばソフトバンクによるLINEモバイルの買収について、ユーザーはどう感じているのでしょうか。

と、概ね不評のようです。ITmediaがツイッター上で行なったアンケートでも、回答者の83%が今回の提携について「イマイチ」と」回答しています。

ライン川ナビコ
いやー、心配よね。ソフトバンク傘下になるなんて。
ロボノミチ
ソフトバンクからLINEモバイルに乗り換えたユーザーも少なくないだろうし、今後回線がソフトバンクになるのかどうかは気になるな。
ライン川ナビコ
違うわよ。私が心配なのはLINEモバイルの社員がソフトバンクの社員になることで、LINEモバイルの保養所が使えなくなるんじゃないかってトコよ。
ロボノミチ
大丈夫。どちらもIT健保だから使える保養所に差はでないぞ。
ライン川ナビコ
なら安心ね!
ロボノミチ
(・・・そいういう話じゃないだろ)

※ 関東ITソフトウェア健康保険組合のこと。多くのIT企業が加入している。

ソフトバンクとの提携でLINEモバイルはこう変わる!

ドコモ回線からソフトバンク回線に切り替わる?

ドコモロゴ

我々LINEモバイルユーザーがもっとも気になるのは、「提携によって何が変わってしまうのか?」という点ではないでしょうか。とりわけ、現状のドコモ回線がソフトバンク回線に切り替わるのではないか?という不安は強いと思います。

この件については、LINEモバイルよりユーザーに連絡が届いています。

現在LINEモバイルをご利用いただいている契約者様におかれましては、引き続き、docomo回線でご利用いただけます新規お申し込み(追加申込、友だち招待含む)も、今まで通りdocomo回線でご契約いただけます

今回、基本合意をしたことによる変更点・新しい施策は、今後発表してまいります

ところが、2月16日にLINEモバイルがソフトバンク回線を採用するという情報が入ってきました。

LINE傘下で格安スマートフォン(スマホ)事業を手がけるLINEモバイルが、ソフトバンク回線を使った格安SIMサービスを始めることが日経コンピュータの取材で2018年2月16日までにわかった。LINEモバイルは現在、NTTドコモの回線を使って月額500円(税別)から使える格安SIMを提供しているが、新たにソフトバンク回線を利用した格安SIMも投入して事業拡大を狙う。
出典:日本経済新聞

今後、ソフトバンク一本に切り替えられるかどうかは不明ですが、先のLINEモバイルの発表を考えると、ドコモ回線とソフトバンク回線が選べるようになるのかもしれません。その方がユーザーにとってはメリットが大きいと思われます。

端末の種類が増える

zenfone4selifepro

LINEモバイルで取り扱う端末が増える可能性は高いといえます。

ソフトバンクの宮内社長は先の会見にて

Android Oneのように性能が良くて安い端末を提供できますし、マーケティング的にも一緒にやっていけるのではないか

と語っています。今後ワイモバイルやソフトバンクで扱う端末が、LINEモバイルでも使えるようになる可能性は高いといえるでしょう。

店舗でのサポートが受けやすくなる

店頭スタッフ

全国展開しているソフトバンクやワイモバイルの店舗同様、LINEモバイルの取り扱い店舗が増える可能性があります。オンラインだけでなく、店頭でサポートも受けられるようになれば、初心者への取り込みが容易になります。

ただ、オンラインでの販売に強みがあるLINEモバイルの特性を鑑みて、店舗展開は積極的に行わない可能性も否定できません。この辺りは現時点ではコメントが出ていないので、なんともいえないですね。

まとめ

以上、LINEモバイルとソフトバンクとの戦略的提携について、今後起きることやユーザーの反応などについてまとめてみました。直近はこれまでどおり、ドコモ回線のままサービスを継続すると告知されていますが、将来的には端末の充実や店舗でのサポートなどソフトバンクの良いところを取り入れつつ、LINEモバイルはさらに発展していくのではないでしょうか。

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