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格安SIM比較

【実機検証】LINEモバイルとUQモバイルを徹底比較!

更新日:

UQモバイル

格安SIM(MVNO)を通信速度や料金、機能などで徹底比較するこのコーナー。今回はLINEモバイルと怒涛のCM攻勢で人気のUQモバイルを徹底比較してみました。

Contents

UQモバイルとLINEモバイルの特徴を比較

UQモバイルの特徴4つ

UQモバイル

UQモバイルは、KDDIグループであるUQコミュニケーションズ株式会社が提供している格安SIM(MVNO)です。

深田恭子さんや多部未華子さんらによるCMが話題となり、2016年から一気に認知度を高めてきました。実際、CM好感度ランキングでは6ヶ月連続でTOP10入りするなど現在でも注目を集めています。

UQモバイルの最大の特徴はKDDIグループの強みを活かした通信速度と安定性にあります。その実力は、辛口で知られる家電批評誌「家電批評」の格安SIM部門にて「ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2016」に選ばれているほど

一方で、これまで料金プランの分かりにくさや、製品ラインナップの少なさが指摘されていました。しかし、2016年から料金プランを簡略化。5分かけ放題ができる「おしゃべりプラン」と、月間最大180分までの無料通話が付いた「ぴったりプラン」の2つに絞ることで若干わかりやすく生まれ変わりました。

端末については2017年夏より製品ラインナップを拡充しています。Apple「iPhone SE」、ファーウェイ「P10 lite」といった人気端末を取り揃えることで、ラインナップの見劣りも多少解消されています。

特徴1.通信速度が速い

UQモバイルは、当サイトをはじめ雑誌などのスピードテストでもダントツの通信速度を誇ります。KDDIグループ直系ということでインフラに強みがあることと、au回線でるあることがその理由。顧客満足度は88%という驚異の支持を得ています。

顧客満足度

というのも、格安SIMの多くはドコモ回線を利用していることから、一言で言えばドコモ回線は「混雑気味」の状況です。一方、au回線はmimeoやBIGLOBEなど一部の格安SIMでしか採用されていません。その分、混雑する時間帯でも比較的安定して通信できるのがUQモバイルの特徴といえます。

特徴2.家族割など家族で使うサービスが豊富

家族みまもりパック
画像引用:UQコミュニケーションズ

家族で使うことで回線毎に500円引きされる「家族割」や、子供の安全を見守るサービス「家族見守りパック」など、他の格安SIMにはあまりないオプションを用意しています。

特徴3.本体をお得に買える制度がある

大手キャリアで端末を購入する場合、「はじめてスマホ割」や「au購入サポート」といった割引制度を利用し、安くスマホを購入することができました。一方、格安SIMを端末セットで申し込む場合は、純粋に「格安SIM代+端末代」の料金となる事業者がほとんどです。

一方、UQモバイルは端末の購入に「UQ購入サポート」という月賦制度を用意。通常よりもSIMフリー端末が購入しやすくなっています。UQ指定の端末であれば最大21600円もの割引価で購入できます

特徴4.サポート体制が充実

サポート

全国各地の家電量販店でサポートを受けられる他、独自の販売店である「UQスポット」を65店舗展開(2017年6月現在)。電話ではもちろん、対面でのサポートや問い合わせが可能です。

UQモバイルのココがGOOD!
  • 通信速度がダントツに速い
  • 家族割など家族で使うサービスが豊富
  • 本体をお得に買える制度がある
  • 店頭でのサポートも受けられる
回線サクサクで家族も安心!
公式サイトUQモバイル

LINEモバイルの特徴は?

LINEモバイル_ロゴ

LINEモバイルはLINE株式会社の子会社であるLINEモバイルが提供するMVNOです。

特徴は何と言ってもカウントフリーにあります。特に「LINE」は全てのプランでカウントフリー対象となっており、LINEの無料電話やトークが容量無制限で使えるのが魅力。

他にもクレジットカードなしで申し込めることや、1%のポイント還元などの特徴がありますが、詳細については記事「LINEモバイルを選ぶべき9つの理由」をご覧ください。

LINEモバイルのココがGOOD!
  • 契約月は無料で利用できる
  • カウントフリーでLINEは全てのプランで無料
  • 利用額の1%をLINEポイントで還元
  • クレジットカードなしで申し込み可能
LINEが使いホーダイ!
公式サイト:LINEモバイルタグ

機能やサービスが充実なのはどちら?

機能比較

LINEモバイルと楽天はどちらが機能面で優れているのか? 徹底比較してみました。

■機能の比較

LINEモバイル UQモバイル
フリーカウント ×
データ翌月繰越
高速低速切り替え ×
wi-fiスポット提供 × ×
店頭での申し込み
MNP即日切り替え
バースト機能 × ×
通信速度制限なし ×
通話かけ放題オプション

■SIMカード種別の比較

LINEモバイル 楽天モバイル
標準SIM
microSIM
nanoSIM

LINEモバイルのカウントフリーはSNSが使い放題

LINEモバイルが優れる点は「フリーカウント」と「通信速度制限なし」という点。一方、UQモバイルが優れるのは「高速低速切り替え」がある点です。

LINEモバイルの「フリーカウント」は、LINEをはじめツイッターやフェイスブック、インスタグラムが使い放題になるサービスです。カウントフリーがあるとないとではデータ容量に大きく差が出ます

特に「LINE MUSIC+」プランはデータ容量を食う音楽ストリーミング(LINE MUSIC)も聴き放題になるため、値段以上の価値が体感できます。

ターボオフで無制限通信が可能

UQモバイルの「高低速切り替え」は「ターボモード」と呼ばれるもので、ターボをオフにする(低速にする)ことで、データ消費を無くすことができる一方、通信速度は最大300Kbpsに制限されます

動画閲覧やゲームには不向きなほどの通信速度ですが、容量制限なしで通信できるので使いようによっては大変便利といえます。

UQモバイルは有料オプションが豊富

また、UQモバイルは、有料オプションの機能が豊富です。

スマホの故障に加えて盗難や紛失時にも補償を受けられる「端末補償サービス」(380円/月)、uqmobileドメインのメールアドレスが作れる「メールサービス」(200円/月)といった基本的なオプションを用意。

さらに、電話サポートや遠隔サポート、クラウドによるデータバックアップ、SNSセキュリティ機能を1つにした「UQ安心パック」(1000円/月)や、家族の位置情報確認といじめ防止用SNSフィルタリング機能をセットにした「家族みまもりパック」(500円/月)など、他の格安SIMにはない独自のオプションを用意しています。

料金比較の勝敗は?
機能面は互角!翌月繰越、かけホーダイなど必須機能はどちらも揃えています。
公式サイトLINEモバイルタグ|UQモバイル

料金がお得なのはどちら?

続いて料金を比べてみましょう。初期設定費用、データSIM、音声通話SIMの比較です。

■初期設定費用の比較
まずは初期設定費用の比較です。

LINEモバイル UQモバイル
初回手数料 ¥3000 ¥3000
SIMカード発行手数料 ¥400

初回手数料はLINEモバイルが3400円なのに対し、UQモバイルは3000円と400円安くなっています。

■データSIMの料金比較

LINEモバイル UQモバイル
1GB ¥500
2GB
3GB ¥1100 ¥980
4GB
5GB ¥1640
6GB
7GB ¥2300
8GB
9GB
10GB ¥2640
無制限※ ¥1980

※上限500kbps

■音声通話SIMの料金比較

LINEモバイル UQモバイル
1GB ¥1200
2GB
3GB ¥1690 ¥1680
4GB
5GB ¥2220
6GB
7GB ¥2880
8GB
9GB
10GB ¥3220
無制限 ¥2680※

※上限500kbps

■容量追加の料金比較

LINEモバイル 楽天モバイル
100MB ¥200
500MB ¥500 ¥500

UQモバイルの料金体系には盲点がある

ライン川ナビコ
比較もなにもUQモバイルは「3GB」と「無制限」だけなのね。
ロボノミチ
「SIMのみ」のプランはそうだね。
ライン川ナビコ
他にもあるの?
ロボノミチ
スマホとセット購入にすると「ぴったりプラン」と「おしゃべりプラン」が選べるようになる。これは容量が2GB、6GB、14GBの3種類から選べて通話カケホーダイも付くプランだ。さらに本体も割引になる
プラン一覧
ライン川ナビコ
ほほー、お得なセット! 深キョンのCMも可愛いし、いいわね。
ロボノミチ
そうとも言えないんだよな。
ライン川ナビコ
ん?なんで? 多部未華子派?
ロボノミチ
そこじゃなくて。
ライン川ナビコ
例えば6GBの「プランM」は、1回5分までか月60分までのカケホーダイが付いて2980円でしょ。むしろ安いくらいじゃない。
ロボノミチ
ではこの表を見てくれ。
UQモバイル料金表
ロボノミチ
プランM(上記の6GB)の場合、確かに契約から13ヶ月間は2980円で使える。
ライン川ナビコ
うんうん。
ロボノミチ
だが、14ヶ月目から料金が1000円値上がりして3980円になる。
ライン川ナビコ
え? 私の断りもなしに?
ロボノミチ
そういう契約だからね。さらに26ヶ月目になると…。
ライン川ナビコ
NARUTO?
ロボノミチ
さらに容量が半減する。
ライン川ナビコ
えーーーー!!!なにそれ!
ロボノミチ
まとめていうと、契約当初は6GBで2980円だが、14ヶ月目に3980円となり、26ヶ月目以降は3GBで3980円にグレードダウンするわけだ
ライン川ナビコ
国民健康保険とか後期高齢者医療保険料みたいにしれっと料金あげやがるわね。
ロボノミチ
一方のLINEモバイルは7GB+10分カケホオプションで3,760円。26ヶ月目以降はLINEモバイルのほうが容量も多くなるし、料金も安くなる。
ライン川ナビコ
UQモバイルは釣った魚にエサはやらない的プランね。
料金比較の勝敗は?
13ヶ月間はUQモバイル、以降はLINEモバイルの勝ち!
公式サイトLINEモバイルタグ|UQモバイル

通信速度が速いのはどちら?

通信速度

続いて通信速度対決です。LINEモバイルと楽天モバイルの通信速度はどちらが速いでしょうか。スマホ実機を用いて速度を計測してみました。

測定箇所は東京都市部、9時台、12時台、18時台にそれぞれ3回ずつ測定して平均値を算出しました。計測アプリはRBB SPEED TEST、端末はASUS ZENFONE3とZTE BLADE E01を使用しました。

通信速度の比較

時間帯 MVNO 下り平均 上り平均
9時台 LINEモバイル 16.65 9.45
UQモバイル 49.23 18.61
12時台 LINEモバイル 7.02 2.41
UQモバイル 12.45 16.64
18時台 LINEモバイル 32.35 30.63
UQモバイル 20.47 10.54

9時台はどちらもスピード十分

9時台はライン、UQモバイル共に十分なスピードが出ています。特にUQモバイルは下り約50Mbpsと驚異的な速度です。通信速度について、ウェブの閲覧は2Mbpsもあれば快適とされていますので一つの目安にしてください。

12時台はUQモバイルが速い

回線にとっては最もハードな時間である12時台で比較してみましょう。ここでもUQモバイルは12.45Mbpsと、10Mbpsを超えるスピードが出ており、非常に安定しています。とはいえLINEモバイルも7Mbpsを超えており、他のMVNOと比べるとこの時間帯にしてはかなり速い部類です。

18時台はLINEモバイルが逆転

夕方の時間帯では意外にもLINEモバイルが逆転しています。UQモバイルも20Mbpsを超えているので、両社ともに十分な速さを実現しています。

通信速度の勝敗は?
UQモバイルが2勝1敗で勝ち!
公式サイトUQモバイル

LINEモバイルvsUQモバイルの勝敗は?

ロボノミチ
UQモバイルの良さは高速回線と、実店舗を多数持つサポート体制だね。
ライン川ナビコ
お昼であんな快適な格安SIMって初めてかも。FREETELなんて動かないわよ。
ロボノミチ
速さと安定さは流石だな。
ライン川ナビコ
無制限プランもあるから、パケットクレクレ君な貧乏学生にもピッタリ。
ロボノミチ
ただ、無制限はもったいないんだよな。500kbps縛りがあるから、せっかくの回線の良さがスポイルされる。3GBにしてターボオフを利用したほうがいい。
ライン川ナビコ
なるほど。でもSIMオンリーだと無制限と3GBしか選べないのよね。とはいえ、「ぴったりプラン」と「おしゃべりプラン」は時が経つにつれ料金が上がっていくのがイヤだし。
ロボノミチ
そこが悩ましいな。
ロボノミチ
せっかく格安SIMなんだからシンプルで安くなるほうが私はいいな。
ライン川ナビコ
そういう人は断然LINEモバイルだね。
ロボノミチ
通話かけ放題オプションも始まったし!
ライン川ナビコ
そう。さらにLINEモバイルのカウントフリーは速度制限なしに無制限で使えるから、SNSメインならLINEモバイルは使いやすいよ。
高速通信とサポートを求めるならUQモバイル。カウントフリーでLINEが使い放題、かつ速度が安定しているのがLINEモバイルね。
公式サイトLINEモバイルタグ|UQモバイル

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