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口コミで評判のLINEモバイルのレビュー
テレビCMやバナー広告でよく見かけるLINEモバイル(ラインモバイル)。後発の格安SIM(MVNO)ながら口コミでの評判がものすっごく高く、ユーザー満足度は93%を超えるほど好評です。
かいつまんで言えば、LINEモバイルの人気の理由は「圧倒的な低価格」「カウントフリー」「速度」の3点にあります。
私は当時auのスマホを使っており、毎月のスマホ代や複雑な料金体系に不満を感じていたので「メチャ安くなるってホント?」と半信半疑でした。
しかし、毎月500円から使えるということもり、ダメモトで試してみました。そして半年経った今、auと比べて料金は安くなったか? 通信スピードに変化はあったのか? 実際に試してわかった、LINEモバイル体験レビューをお届けします。
LINEモバイル公式サイトへLINEモバイルに至る経緯
au時代は毎月の通信料が安定の1万円超え
私は長い間(ン十年)auユーザーでした。通信速度に不満はありませんでしたが、とにかく毎月のスマホ代が高い高い。
通話をするわけでもなく、ゲームで課金をしているわけでもないのに毎月安定の1万円オーバー。iPhoneの月払いが終われば安くなるのかなと思っていたのですが、一向に安くなりません(理由は支払いが終わると同時に「毎月割」がなくなるからですね)。
そんな時に3人の知人からほぼ同時期に「LINEモバイルがめちゃめちゃいいよ!」と勧められたのをきっかけに、勇気を出して使ってみることにしたのです。
実際に公式サイトからLINEモバイルに申し込んでみました
それでは、私が実際にLINEモバイルに申し込んだ時の流れについて解説します。
LINEモバイルの申し込みは簡単です。公式サイトの「申し込み」をタップするだけです。あとは指示にしたがって名前や住所などを記入するだけ。必要な時間は5~10分ほどでした。
LINEモバイル公式サイトへ申し込みに必要なものを用意しておこう
申し込みの際に必要なものが3つありますので、事前に用意しておくと慌てずに済みます。
1.本人確認書類
どのプランに申し込むにも、契約者本人の「本人確認書類」が必要です。最も確実なのは運転免許証で、私も運転免許証で申請しました。
なければ健康保険証かパスポートが良いですが、補助書類として公共料金の領収証を添付する必要があります。いずれもスマホのカメラで撮影するか、スキャナーで読み取ってアップロードします。
本人確認書類として何が使えるかは公式サイトを確認してください。
2.クレジットカード(なければLINEpayカード)
料金支払い用のクレジットカードも用意します。クレジットカードは本人名義の必要があります。つまり、両親や兄弟名義で申し込むことはできません。
カードはVISA、MASTER、JCBなど主要カードはほぼ使えますが、デビットカードは使用不可です。
3.キャリアメール以外のメールアドレス
キャリアメール(docomo.ne.jp/ezweb.ne.jp/softbank.ne.jpなどのドメインがついたメールアドレス)はキャリアとの契約が切れると使用できなくなります。事前にGmailやYahoo!メールなど無料のメールアドレスを用意しておきましょう。私はGmailを用意しました。
「いろいろ用意するものがあって大変だな」と思うかもしれませんが、いずれも申し込み画面で1つ1つ案内してくれます。その都度確認すればOKですので、まずは申し込みに進んでしまうのが吉です。
LINEモバイル公式サイトから申し込む
私が申し込んだのは音声通話SIMの「コミュニケーションフリープラン 3GB」です。スマホにはZTEのBLADE E01をチョイスし、同時購入しました(すぐにZenfone3に買い換えましたが・・・)。
なんと、申し込んでから24時間後には自宅に届きました。早すぎ。
LINEモバイルを実際に使った感想
設定のしやすさは?
格安SIMは設定の煩わしさが玉にキズです。
具体的にはSIMの入れ替えやAPN(アクセスポイントネットワーク)設定の必要があるのです。そんなわけで「まずは色々と設定しなくちゃな」と思っていたのですが、LINEモバイルはなんと全て設定済みの状態でスマホが届きました。
LINEモバイルと本体を同時購入した場合は、SIMが挿入された状態で、APNも設定済み。さらにLINEアプリも入った状態でスタンバってるわけです。つまり、箱を開けたらすぐに通話もLINEもできる。これは非常〜に楽でした。
一方、SIMlオンリーでの契約の場合にはSIMの差し替えとAPN設定が必要です。詳しくは別記事をご覧ください。
通話品質は?
まずは家族に電話してみます。通常の通話からダイアルしました。
普通に会話できるだけなのに感動してしまいました。昭和初期に初めて家に電話が来た時代はこんな感じだったんでしょうか。
それはともかく、LINEモバイルはNTTドコモの回線を使用していますので、ドコモの電波が入るエリアではドコモと全く同じように通話できます。音声の劣化などはもちろんありませんでした。
追記LINEモバイルはドコモ回線に加えてソフトバンク回線も選べるようになりました。くわしくは記事「LINEモバイルがソフトバンク回線を提供開始!速度や機能の違いを5分で解説!」をご覧ください。
データ通信速度は?
気になるのはデータ通信速度です。
格安SIMは一般的にキャリアよりも遅いといわれています。結論からいうと、LINEやフェイスブックなどの比較的通信量が少ないコミュニケーションアプリでは、キャリアと全く変わらず通信ができました。
通信量が大きいアプリ、例えばYouTubeでの動画再生においても、十分に読み込みがスピーディー。ストレスなく動画が再生できました。アプリのダウンロードもストレスなし。
思ったよりも全然速い!というのが私の印象です。
LINEモバイルは格安SIMの中でもトップクラスのスピード
実はLINEモバイルは格安SIMの中ではトップクラスの通信スピードを誇ります。
試しに「RBB SPEEDTEST」というアプリで速度を測定してみました。一般的に、ウェブ閲覧を快適に行うには2〜3Mbpsのデータ通信速度が目安と言われています。
LINEモバイルの場合はどうでしょうか。
40Mbpsを軽く超えてきました。どうりでサクサクしてるわけだ!
計測したのは夜でしたが、混雑のピークであるお昼時でも5Mbps。多少もっさりしますが、それでも他の格安SIMと比較すれば相当速いです。
それ以外の午前中や午後の時間帯でも20Mbpsほどの速度が出ており、数値的にも十分な速度出ていることがわかります。
当サイトでは楽天モバイルやmineoなど人気の格安SIMとLINEモバイルのスピードテストも行っていますので参考にしてみてください。
関連記事
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・LINEモバイルと楽天モバイルを徹底比較!
・LINEモバイルとマイネオを徹底比較!
1ヶ月使った通話料金はこんな感じ
まずはau時代の通話料金を公開
気になる通話料金はau時代と比べてどのように変化したでしょうか。
こちらがau時代の通話料金です。ほとんど通話していないにも関わらずデフォルトで1万円オーバーです。高いなあ…。
LINEモバイルに変更したら○円も安くなった!
そしてこちらがLINEモバイル変更後の値段です。
なんと1827円…。9518円も安くなっています。
さらに驚きなのがこちら。
全然データ容量が減らないんです。以前は7GBの容量だったので3GBだと少ないかなと危惧していたんですが、全く余裕でした。それどころか「1GBでいいかも…」と感じるほど。
これはLINE、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムのデータ通信料がカウントフリー(ゼロレーティングとも言います)となる「コミュニケーションフリープラン」だからこそのメリットです。
さらにLINEモバイルは余ったデータ容量を翌月に繰越できるので、私の場合はデータ容量が使い切れずに毎月繰り越されている状況です。
まずは少なめの容量で申し込んで、足りなければ容量をチャージするという使い方でも問題ないかもしれません。
1ヶ月目は利用料無料
LINEモバイルならではの特典として初月無料、つまり申し込み月の末日までは利用料が無料となります。
最初の1ヶ月にかかる利用料は、初期設定費用3000円とSIMカード発行手数料400円の合計3400円のみ(もちろん、本体を購入した場合にはこれに本体代金が発生します)。
キャリアからMNPしたり転出する場合には、キャリアの最終月料金と格安SIMの初月料金重なるので、大きな負担となります。しかし、LINEモバイルでは初月無料なので乗り換え時の負担が軽く済みました。
LINEモバイル公式サイトへLINEモバイルを半年間使って分かったデメリットとメリット
LINEモバイルのメリット
LINEモバイルを使い始めて半年が経過しました。その後、LINEモバイルの状況はどうかというと、相変わらず通信状況が安定しており、かなり満足しています。
唯一の不満だった通話サービスも充実
私が使い始めた頃の唯一の不満点は通話関連のサービスでした。LINEモバイルには当時、通話かけ放題サービスが導入されてなかったんですね。
20秒30円の従量課金制だったので通話ごとにバンバン課金されている感じがイヤでした。
しかし、2017年6月より待望の「10分電話かけ放題オプション」が追加され、通話に関する不満も解消されました。LINEモバイルはこの通話かけ放題オプションの導入によって完成されたといっても良いでしょう。
フィルタリングアプリの無償提供
お子さんがいる家庭ではフィルタリングアプリが無料で提供されるのも嬉しい点かもしれません。
LINEを家族で使うという方も多いと思いますが、基本料金の安いLINEモバイルを家族で使えば、その節約効果は絶大です。
また、LINEならではのサービスと絡めたキャンペーンも随時行っていますので、いつ申し込んでも何らかのメリットがあるようにプロモーションが打たれています。
使い方にもよるでしょうが、私はLINEをメインにSNSを毎日見る使い方です。たまにアプリゲームやYouTubeやNetFlixなどの動画配信を見るといった状況です。こうした使い方であれば、全くキャリアとの違いは感じられません。
LINEモバイルのデメリット
一方でデメリットももちろんあります。
スマホ購入時に分割払いができない→分割払いできるようになりました
1つはスマホを購入する際に分割払いができず、一括払い購入のみしかできないことですね。
LINEモバイルが取り扱う端末は、入門〜中級機種が多く、価格的にも1万円〜5万円程度が主流。比較的買いやすい機種を揃えているのは、分割払いに対応していないという事情があるのかもしれません。
LINEモバイルは以前、スマホの分割払いができず不便でしたが、2017年10月末より分割払いにも対応しました。
これにより24回の分割払いが可能。月々の負担額を抑えつつ、最新のスマホを手に入れやすくなりました。
店舗の数が少なく対面相談しづらい
また店舗の数が少ないのも、対面サービスを受けたい人には物足りないかもしれません。LINEモバイルでは現在量販店を中心に店舗を拡大している最中ですが、まだまだ十分とはいえません。
追記 2018年5月時点でLINEモバイルを申し込める加盟店は432店舗にまで増加しています。詳しくは【即日不可?】LINEモバイルを店舗で申し込む際の注意点まとめ
使いたいけど踏ん切りがつかないアナタへ
以上、私の半年間に及ぶLINEモバイルライフからわかった、メリットやデメリットのレポートでした。
結論からいうと、LINEモバイルにしてよかったとつくづく感じます。
月々の利用料金は安くなったし、回線は早い。フリーカウントはまるで無料の高速道路に乗っているかのような気分になります。auから乗り換えた自分からすれば、大手キャリアを使う意味があまり感じられません。
石橋を叩いて渡るタイプの方なら、1万円で買えるスマホと組み合わせて、サブ機として使ってみてください。
普段SNSをメインで使っている方や、LINEを使い倒している方には絶対に特にオススメです。
きっと満足すると思います。