Contents
LINEモバイルで使えるiPhoneと使えないiPhoneがある
LINEモバイルはもちろん iPhone にも対応。キャリアで購入したiPhoneのSIMカードを挿し替え、そのままLINEモバイルで利用することも可能です。ただし、全ての端末が動作対象ではなく、SIMロック解除が必要なものもあります。
そこで当記事では、LINEモバイルで動作するiPhoneはどれか?について解説。iPhone XSやiPhoneXRなど最新機種の動作確認情報や、動作対象外の旧型iPhone端末で使うための裏ワザについてもまとめました。
更新情報
情報を最新の内容に更新しました(2019年4月1日)。
公式:LINEモバイル
LINEモバイルでiPhoneを使うための2つ条件
iPhoneをLINEモバイルで使う場合には、2つの条件を満たしている必要があります。
1.SIMロックフリーかSIMロックを解除した端末であること
まず前提として「SIMロックフリーのiPhone」か、「SIMロックを解除したiPhone」であることが条件です。
キャリアで購入したiPhoneをLINEモバイルで使うには、原則SIMロック解除が必要です。
ただし、iPhoneを購入したキャリアと、LINEモバイルの回線が一致していればSIMロック解除の必要はなく、そのまま使えます。
ポイント
例えばドコモで購入した「ドコモ版iPhone」を持っている場合、LINEモバイルのドコモ回線で使うのならSIMロック解除は不要です。ドコモ版iPhoneをソフトバンク回線で使うならSIMロック解除の必要があるということです。
2.iPhone5以降の端末であること
LINEモバイルで利用できるのは、iPhone5以降の端末です。「4」「3」などはSIMロック不可能なので対象外となります。
対応端末:iPhone5、iPhone6s、iPhone7、iPhone8、iPhone X、iPhoneXRなど
非対応端末:iPhone4、iPhone3など
SIMロック解除について
SIMフリー化するための条件
1つ注意したいのは、au版iPhoneを使う場合には、iPhone6S以降でないとダメということ。なぜならSIMロック解除するには「2015年5月1日以降に発売されたモデル」に限られるため。それ以前のiPhone5などはそもそもSIMロックの解除ができないからです。
LINEモバイルで使えるiPhoneの一覧
文章で書くとちょっと複雑ですが、表で見れば一目瞭然です。
2018年11月現在
iPhone | SIMフリー/ドコモ版/ソフトバンク版 | au版 |
---|---|---|
iPhone XS | ○ 使える | ○ 要SIMロック解除 |
iPhone XS Max | ||
iPhone XR | ||
iPhone X | ||
iPhone 8 Plus | ||
iPhone 8 | ||
iPhone 7 Plus | ||
iPhone 7 | ||
iPhone SE | ||
iPhone 6s Plus | ||
iPhone 6s | ||
iPhone 6 Plus | × 使えない | |
iPhone 6 | ||
iPhone 5s | ||
iPhone 5c | ||
iPhone 5 |
iPhone XSやiPhone XRはLINEモバイルで使える?
2018年に発売された「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」、2017年に発売された「iPhone 8」と「iPhone X」もLINEモバイルで利用可能です。
条件は他のiPhoneと同様にドコモ版かソフトバンク版、Appleストアなどで購入したSIMフリー端末ならそのまま利用可能。au版で購入した端末であれば、SIMロックの解除が必要です。
iPhoneXS/XS Max/XR/8の価格(SIMフリー版)
XS | XS Max | XR | iPhone8 | |
---|---|---|---|---|
64GB | ¥112,800 | ¥124,800 | ¥84,800 | ¥78,800 |
256GB | ¥129,800 | ¥141,800 | ¥90,800 | ¥95,800 |
512GB | ¥152,800 | ¥164,800 | ¥101,800 |
※価格は2018年11月現在のもの
公式:LINEモバイル
LINEモバイルが動作確認しているiPhoneの一覧
LINEモバイルが動作確認しているiPhoneは以下のとおりです。
iPhone | 形式 | 種別 | SIMサイズ |
---|---|---|---|
iPhone5 | A1429 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone5c | A1456 | docomo版 | ナノ |
iPhone5c | A1456 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone5s | A1453 | docomo版 | ナノ |
iPhone5s | A1453 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone6 | A1586 | docomo版 | ナノ |
iPhone 6 | A1586 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone6 Plus | A1524 | docomo版 | ナノ |
iPhone6 Plus | A1524 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone6s | A1688 | docomo版 | ナノ |
iPhone6s | A1688 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone6s Plus | A1687 | docomo版 | ナノ |
iPhone6s Plus | A1687 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone7 | A1779 | docomo版 | ナノ |
iPhone7 | A1779 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone7 Plus | A1785 | docomo版 | ナノ |
iPhone7 Plus | A1785 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhoneSE | A1723 | docomo版 | ナノ |
iPhoneSE | A1723 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone8 | A1906 | docomo版 | ナノ |
iPhone8 | A1906 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone8 Plus | A1898 | docomo版 | ナノ |
iPhone8 Plus | A1898 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhoneX | A1902 | docomo版 | ナノ |
iPhone X | A1902 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone XS | A1920 | ドコモ・ソフトバンク版 | ナノ |
iPhone XS | A1920 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone XS Max | A1921 | ドコモ・ソフトバンク版 | ナノ |
iPhone XS Max | A1921 | SIMフリー版 | ナノ |
iPhone XR | A1984 | ドコモ・ソフトバンク版 | ナノ |
2019年4月現在
公式:LINEモバイル
手持ちのiPhoneがLINEモバイルに対応していない場合に検討したい2つの方法
(1) au系の格安SIMを検討する
手持ちのiPhoneがLINEモバイルに対応していない場合はどうすればよいでしょうか。例えばSIMロック解除できない「auのiPhone5s」の方はLINEモバイルを諦めるしかないのでしょうか?
代替案としてはau系の格安SIMを使う方法があります。
LINEモバイルはドコモの回線を間借りしている「ドコモ系格安SIM」。だからドコモ版のiPhoneであればSIMロック解除なしに使うことができます。
それと同様に、au系格安SIMであればau版iPhoneを、ソフトバンク系格安SIMであればソフトバンク版iPhoneを、それぞれSIMロック解除なしに使うことが可能です。
(2) SIMロック解除できないiPhoneをSIMフリー化する裏技がある
本来SIMロックできないはずのiPhone6やiPhone5ですが、SIMロックを解除する裏技も存在します。「R-SIM」や「GPPLTE」などに代表されるSIMロック解除アダプターとよばれる製品です。
SIMトレイとカードの間に挟むようにして使うのですが、その様子が下駄のように見えることから、マニアの間では「下駄」ともばれています。
これらを使えばSIMロック解除できないiPhone6やiPhone5でも問題なくLINEモバイルを使えるのでしょうか? 残念ながらそうではありません。実際にR-SIMを試してみましたが、LTEの受信ができないだけでなく、頻繁に圏外となり実用に耐えませんでした。
R-SIM+を履かせたSBのiPhone5は3Gなら普通に使えたけど、4Gをオンにすると通話の受信だけが出来ない
ググるとみんなそんな感じっぽいな
ゴミ同然の物が予備機になっただけで良しとするか— けい (@kei_kurot) 2018年4月7日
また、2018年1月より、AppleによるSIMカードの認証方法が変更されたため、SIMロック解除下駄の一部は使用できなくなっているようです。いずれにせよ、動作保証対象外の方法なのでライモバナビではオススメしません。
LINEモバイルは「持ち込みのiPhone」にも優しい格安SIM
LINEモバイルは、現在利用中のiPhoneを持ち込みで使う人にぴったりな、便利なオプションが用意されています。それが「持込端末保証オプション」です。
LINEモバイルの「持込端末保証」は、メーカーが相手にしてくれない涙目級のトラブルを保証してくれるサポート型オプションです。持ち込み端末保証オプションに申し込めば、毎月500円を支払うことで50,000円までの修理・交換費用をLINEモバイルが負担してくれます。
引用:ライモバナビ!|LINEモバイルの持ち込み端末保証の全解説
通常、他社で購入した端末は保証の対象外となり、水没や破損のトラブルに対して自腹で修理しなくてはなりません。しかし、この「持込端末保証オプション」に加入することで、最大50,000円までの修理費をLINEモバイルが負担してくれます。
iPhoneはAndroid端末に比べて価格が高く、iPhoneXに至っては12万円もの高額商品。少しでも負担を軽減するために、保険として利用を検討してみても良いでしょう。
POINT持込端末保証オプションは、LINEモバイルの加入時にしか契約できないので注意。ただし解約はマイページからいつでも行えます。
LINEモバイルにiPhoneの取り扱いはないの?
これまで、LINEモバイルではiPhoneを取り扱っていませんでした。しかし、2018年よりiPhoneの販売がスタートしました。
2019年4月現在、LINEモバイルで取り扱っているiPhoneは次の通りです。
- iPhone SE
- iPhone 6s
LINEモバイルでiPhoneを取り扱っていなかった理由
iPhoneのデベロッパーであるAppleは取引条件が非常に厳しいことで知られており、キャリアでさえiPhoneの販売に至るまで長い時間がかかりました。
そのためほとんどのMVNOはiPhoneを取り扱っていないのです。
しかし、LINEモバイルは2018年に、ソフトバンク傘下に入ることを表明。
この理由の1つがiPhoneなどの端末拡充が狙いだったことが、LINEモバイル社長の嘉戸社長の口から語られたのです。
こうした努力の甲斐もあって、2018年のソフトバンク回線開始とともにiPhone SEの取り扱いが始まりました。
その後、2019年3月にはiPhone 6sの販売もスタートしています。
端末詳細についてはLINEモバイル公式サイトで確認してください↓↓
LINEモバイルでiPhoneを使う際の注意点
SIMサイズに注意
SIMカードにはサイズがあり、異なるサイズのものは基本的に使用できません。iPhone5以降においては、nano SIM(ナノシム)という一番小さいサイズのSIMを採用しています。
LINEモバイルでは契約時にSIMサイズを次の3種類から選ぶことができますが、かならずnano SIMを選ぶようにしてください。
- 標準SIM
- micro SIM(マイクロSIM)
- nano SIM(ナノSIM)
SIMカードは交換できるSIMカードサイズを間違って選択してしまった場合や、以前使っていたSIMカードとサイズが合わない場合には、LINEモバイルで交換してもらうことも可能です。しかし、交換の間、不通期間が数日発生してしまうのがネック。また、事務手数料として3,000円を請求されます。
必ずAPN設定をしよう
iPhoneに格安SIMを刺しこんだだけでは、通信することができません。LTEの電波を受信するために「プロファイル設定」を行う必要があります。
とはいえ難しい作業ではありません。Wi-Fi環境でインターネットに接続し、専用アドレスからインストールするだけなので5分もあれば余裕です。
詳しくはLINEモバイル契約後に送付されるマニュアルに書いてあるので、手順通りに進めればOKです。
当サイトでも手順を画像付きで解説してますので、よろしければこちらをどうぞ。
不安であれば問い合わせてみる
au、ソフトバンクで購入したiPhoneについては公式ページで「通信方式の違い、またはSIMロックが解除できないことから利用できない場合があります」とあります。心配でしたらAppleのサポートサイトに、LINEモバイルで使えるかどうか問い合わせることをオススメします。
0120-27753-5
ちなみに私はauで購入したiPhone6sをSIMロック解除して毎日使用していますが、今の所問題は起きておらず快適です。LINEモバイル公式サイトでも最新の対応機種を掲載していますので、合わせてチェックしてみてくださいね↓↓
※価格は税抜きです。