画像引用:LINEモバイル
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LINEモバイルの「持ち込み端末保証」とは何か?
50,000円までの修理・交換費用を補填
私たちの大切なスマホは、落下の衝撃や水濡れなどでいとも簡単に壊れてくれます。メーカーの保証範囲であれば修理・交換してもらえるケースもありますが、水没などは大抵保証外。さらに保証期間が切れてしまっている場合も多いかと思います。
LINEモバイルの「持ち込み端末保証」は、メーカーが相手にしてくれない涙目級のトラブルを保証してくれるサポート型オプションです。持ち込み端末保証オプションに申し込めば、毎月500円を支払うことで50,000円までの修理・交換費用をLINEモバイルが負担してくれます。
LINEモバイル加入時にしか申し込めないオプション
LINEモバイルに加入の際、「SIMカードのみ」を選択したユーザーが対象です(名前の通り「持ち込み端末」への保証だからです)。LINEモバイルでスマホを購入した方は「端末保証オプション」に加入することで同様の端末サポートが受けられます。
LINEモバイル公式サイト持ち込み端末保証の保証範囲は?
LINEモバイルは持ち込み端末保証の保証範囲を「故障、水濡れ、破損」と定義しています。これらの状況に対して年2回まで保証してくれます。
持ち込み端末保証は月額500円+修理代金
持ち込み端末保証は有料オプションであり、月額500円が発生します(初月無料)。この保証料金はあくまでベースとなるもので、実際の故障の際には別途修理代金が発生します。また、1回目と2回目では修理代金が異なります。
【修理代金】
月額利用料 | 修理・交換 | |
---|---|---|
500円 | 1回目 | ¥4,000 |
2回目 | ¥8,000 |
修理時の保証上限は50,000円まで
持ち込み端末保証の上限金額は50,000円です。修理費用が50,000円までなら4000円(2回目は8000円)を払えばOKですが、50,000円を超えた場合には超過分が別途請求されます。ただし、交換の際には上限金額はありません。
よくある故障時の金額シミュレーション
気になるのは「端末保証をつけるとどの程度お得なのか?」ということ。そこで「画面が割れた場合」と「バッテリー交換する場合」とで試算してみました。
液晶画面が割れた場合のシミュレーション
まずは破損の代表とも言える「液晶画面割れ」で試算してみます。液晶画面割れの際、平均的な修理代金は約1万6000円(iPhone7の場合)です。これを1回目の修理として試算してみます。
持ち込み端末保証ありの場合の修理費
4000円
持ち込み端末保証なしの場合の修理費
1万6000円
差額
1万2000円
損益分岐点
24ヶ月
加入後2年で液晶交換するのであれば「お得」
持ち込み端末保証ありの場合にかかる費用は4000円、なしの場合は1万6000円となりました。差額は1万2000円ですが、「あり」の場合は毎月500円のオプション料が発生します。この差額をオプション料で割ると24ヶ月分に相当します。つまり、加入後2年で液晶が割れる可能性が高いのであれば、持ち込み端末保証に加入したほうが良いというわけです。
バッテリー交換の修理費
つづいてバッテリー交換の修理費です。バッテリー交換はメーカーによって金額が変わりますが、SonyやLGなどは8500円で交換しているので8500円と定義します。
持ち込み端末保証ありの場合の修理費
4000円
持ち込み端末保証なしの場合の修理費
8500円
差額
4500円
損益分岐点
9ヶ月
古いスマホならお得
持ち込み端末保証ありの場合の費用は4000円、なしの場合は8500円となります。差額は4500円です。差額をオプション料で割ると9ヶ月分に相当します。微妙な判断ですが、バッテリー交換のためだけであれば持ち込み端末保証を選ぶ必要はないかもしれません。
持ち込み端末保証は水没や全損の場合に威力を発揮する
持ち込み端末保証が真に実力を発揮するのは、こうした一部分の修理よりも全損の場合でしょう。
完全な水没や事故による破壊といった復旧が難しい損壊を受けた場合は、数万円修理費がかかることもあります。特に高級機になるほど修理代の請求は高額化するので、持ち込み端末保証による救済が効いてくるはずです。
持ち込み端末保証の申し込み方
持ち込み端末保証の申し込み方についてです。加入できるのはLINEモバイルの契約時のみとなっており利用途中での加入はできないという点に注意してください。
【申し込み手順】
公式サイトからLINEモバイルに加入申込みをします。必要情報を登録していくと、オプション選択画面になるので「持込端末保証」を選択します。申し込みの際、IMEIというスマホ固有の番号を登録します。手順にそって入力すればOKです。
LINEモバイル公式サイト実際に故障した場合の手順
端末が故障したら、自宅などからLINEモバイル 端末保証受付センター(電話:0120-866-919)に連絡します。すぐに返送キットが送られてきますので、壊れたスマホを入れて送り返すだけで完了です。ほどなく先方が修理の見積もりを連絡してくれるので、修理内容と金額を確認してください。
修理・交換にかかる時間は?
修理の場合は端末送付後、約2週間ほどかかります。交換の場合は1週間ほどで交換してもらえます。
修理中にスマホの貸し出しも
素敵なことに、LINEモバイルでは修理中に代替機を貸し出してくれます。センターへの連絡時に「スマホを貸し出してほしい」といえば対応してくれます。
交換可能な端末と不可能な端末がある
Android端末は修理・交換対応してもらえますが、iOS端末は修理のみの対応となり、交換対応はできないという点に注意しましょう。
Android端末=修理・交換可能
iOS端末=修理のみ
Android端末の場合、交換してもらえるのは、新品もしくはリフレッシュ端末となります。交換端末が利用中の端末と同一の端末とは限らず、また端末の指定もできないと明記されていますが、ほとんどの場合同一の端末が送られてくるようです。またWi-Fiのみの端末(iPadのWi-Fiモデルなど)は対象外です。
その他、持ち込み端末に関するQ&A
持ち込み端末保証の保証はいつから受けられる?
契約月の翌月1日に保証対象期間がスタートします。初月無料なので、契約月の翌々月から請求が発生します。
持ち込み端末保証は解約できる?
持ち込み端末保証はマイページからいつでも解約できます。
持ち込み端末保証で対象にできる端末数は何台まで?
1契約につき1台までですが、対象端末の変更はマイページで行えます。
まとめ
以上、LINEモバイルの持ち込み端末保証について見てきました。不意の事故によるスマホの修理・交換には数万円の費用がかかります。月々500円の保険とも言えるこのオプションに入っておけば、痛い出費をせずに済むわけです。
加入ができるのはLINEモバイル申し込み時だけなので、よく検討してみてくださいね。